次回 岩崎勉強会 9/20(日) 10:00~12:00

なぜおじさんは面白くないの?

なぜおじさんはおもしろくないの?

どうもトマトマンです。
先日居酒屋に行ったとき、隣で会社の上司と部下らしき人が話していました。

上司:今の若者はもっと忍耐力をつけないとダメだな
部下:そうですね
上司:オレの若いときは毎日てっぺん超してまで仕事してたからな
部下:凄いですね
上司:だからいまてっぺんはげてしまったんだけどな。はっはっは
部下:はっはっは・・(苦笑)

よくある光景ですよね。この後も上司らしき人はずっとボケ続けて部下は苦笑いしているという地獄のような状況が続いていました。

これを聞いていたときに「なんでおじさんって面白くないんだろうか?」と思ったので、記事を書いてみようと思いました。

3つのポイント

おじさんが面白くないポイントを3つあげます。

①フィードバックが受けにくい
②固定観念が強くなる
③反応が遅くなる

では、このポイントを解説します。

1.フィードバックが受けにくい

自分の会話を改善しようと思ったとき、フィードバックとして一番使うのが「相手の反応」です。
しかし、上下関係がはっきりしている状況では、会話の内容に関係なく部下は上司に気持ちよくなってもらうように
、そうでなくても気分を害さないような反応しかしません。
これこそがおじさんをつまらなくさせる原因なのです。自分の言ったことが面白いか、面白くないかを反映するものがない状態なのです。

これを改善するためには、「できるだけ部下が素の状態でいられる関係を作る」ということが大切です。
「いまの少しこうですね」とか「もっとこうしたらいい」とか部下が上司にいえる関係の方がお互いにとって利益が大きいです。
裸の王様にならないように気をつけましょう。

2.固定観念が強くなる

歳を取っていくと経験値が高くなります。それ自体はとてもいいことだと思いますが、その副作用として「これはこういうものだ」という固定観念が
強くなりやすいのです。
そういう人は同じことを何回も言い、こちらが何を言っても考えが変わらないため話していても楽しくないのです。

また、経験が増えてくると、その経験を肯定化する方向に考えが傾きなかなか自分を改善する方向に考えがいきにくくなります。

これを改善するためには、「新しいことにチャレンジする」ことが大切だと思います。新しいことをすると、今までと違う視点で物事を見ることができます。
また慣れないことをすると心配や不安が湧き上がりますが、その感情を経験することで若い人の感情も読み取りやすくなることでしょう。
自分が慣れていることだけ行わずに、新しいことにチャレンジして思考の流動性を保っていきましょう。

3.反応が遅くなる

このことはしょうがないかもしれませんが、反応が遅くなり話の流れについて行けなくなります。そうなると自然と自分中心の話、いつもの話
に持っていきたくなります。でも、

自分のことばかり話している人と一緒にいたいと思いませんよね?

これを改善するためには「聞く側、質問する側に回る」ということもたまにするのが大切です。
上司が部下に話をさせることで、部下も上司の話を聞こうと思うことでしょう。
一回自分と相手の話している割合を考えてみてください。そしてもし自分の話す時間が長いと感じたら聞く時間を長くしていってください。

まとめ

おじさんが面白くない原因は

①フィードバックが受けにくい
②固定観念が強くなる
③反応が遅くなる

でした。

今回は「おじさん」を対象としましたが、このポイントは誰にでも当てはまる項目です。
もし「なんかみんな自分の話を聞いてくれないな・・」と感じることがあったならばこれらの改善策を試してみてください。
ではまた。